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猫の水肾症治疗に新たな指标―术前颁罢が术后肾机能を予测―

掲载日2026.07.21
最新研究

獣医学部
南云 隆弘
獣医外科学

岩手大学獣医学部の南云隆弘助教らの研究グループは、水肾症を呈した猫の手术前の评価としての颁罢検査の有用性を検証しました。これまで、尿管结石等が原因で水肾症を呈した猫の肾机能が手术によってどの程度改善するかを手术前に予测する方法はありませんでした。そこで、本研究では术前の颁罢検査から肾容积を测定し、これが术后长期の血中クレアチニン値と相関するかを検讨しました。その结果、対侧肾臓の容积と术后长期の血中クレアチニン値が强い负の相関を示すことが明らかになりました。本成果により、水肾症を呈した猫に対する外科治疗において、手术前に术后の肾机能を予测することで适切な术式选択の一助となることが期待されます。


背景

猫の水肾症は主に尿管结石などにより尿管闭塞になることで罹患し、年々その罹患数は増加しています。この尿管结石の治疗の第一选択は、外科治疗ではありますが、闭塞が解除された后も肾机能が完全に回復することは珍しく、多くの场合は慢性肾臓病に移行します。特に术后3ヶ月目の慢性肾臓病の临床ステージが高い症例ほど予后が悪いことが知られていますが、猫の水肾症において、术前から肾机能の回復を予测できる指标は现在のところ明らかになっていません。本研究は、术前の颁罢検査による肾容积の测定によって术后肾机能を予测したものです。

研究内容

本研究では、过去の诊疗记録から外科手术を行った水肾症の猫の颁罢検査データと血液検査データを収集し、その画像データから水肾症侧とその対侧肾臓の容积を测定し、术后3ヶ月以降(术后长期)で実施した血中クレアチニン値との相関関係があるかを検讨しました。

研究成果

术前に慢性肾臓病のない水肾症の猫では、术后长期の血中クレアチニン値と対侧肾実质体积?体重比は强い负の相関が认められました。つまり、术前に慢性肾臓病のない水肾症の猫では、肾障害がより軽度な侧の肾臓実质の大きさは、术后长期の肾机能を予测できる可能性があることが明らかになりました。

水肾症を呈する猫の肾臓の3顿颁罢画像.青色が肾臓実质、緑色が拡张した肾盂を示す

今后の展开

本研究成果は、水肾症を呈した猫に対する外科治疗において、手术前に术后の肾机能を予测することで适切な术式选択の一助となることが期待されます。今后は、本测定法の简略化や术前から慢性肾臓病のある水肾症猫において、术后肾机能を予测できる新たな诊断法の确立が期待されます。

【掲载论文】
題目:Predictive utility of computed tomography-derived renal parenchymal volume for long-term postoperative renal function in cats with hydronephrosis
著者:Nagumo Takahiro, Hoshino Yuki, Kobayashi Saori, Fujiwara Reina, Yamasaki Masahiro, Nakata Kohei, Katayama Masaaki.
誌名:Journal of Small Animal Practice
公表日:2026年7月3日
DOI: 10.1111/jsap.70167.

用语解説

  • 血中クレアチニン値:
    肾机能を评価する代表的な指标の一つ

本研究は、以下の研究事业の成果の一部として得られました。
?令和6年度岩手県獣医师会獣医学术等调査?研究助成 研究代表者:南云隆弘

本件に関する问い合わせ先
獣医学部共同獣医学科&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;南云隆弘
019-621-6829
nagumo@iwate-u.ac.jp